夕暮れの街角 人々のざわめきが 一瞬 遠ざかって 私の目には交差点の向こう 見慣れたあなたの笑顔が飛び込んできた
このまま時間を切り取って 心の中に隠しておきたい あなたの笑顔を一人占めしていたい おねがい 私を連れていって 誰も知らない遠い世界へ すれ違う人波 誰も私たちを知らない街 二人ここでひっそりと時を送りたい かなうものなら・・・
動き始めた時間が もうお終いだよと私に告げる 夢見るときは短くて あなたの笑顔はまぶしくて そして二人 すれ違う交差点
詩/渚 「★渚★のがらくた箱」より