愛しい人の 胸の中に 花束を 抱くがことく よせられて 小さなつぼみは 愛の深さだけ色づき 花咲かせる
まとうものを 脱ぎ捨て 月の光に身を包む喜び まとうものを 脱がせて 月の光で輝かせる ときめき 脱がされて感じる 月の光の深さ
少女は 月の光にとまどいながらも その輝きに照らされて 女になる
詩/MINORI 「みのりの隠れ家」より