源聖寺坂（げんしょうじざか）

この坂の登り口に源聖寺があるので、その名をとって源聖寺坂となっています。
最初は石畳道ですが、やがて階段になって、曲がりながら上ってゆきます。
織田作之助の作品「夫婦善哉」のなかにも登場するこの坂を登り切ると、齢延寺と銀山寺があります。
齢延寺には幕末に活躍した儒学者、藤澤東がい・藤澤南岳父子の墓があります。
また、向かいの銀山寺には近松門左衛門の「心中宵庚申」に登場するお千代、半兵衛の比翼塚があります。